毎田染画工芸

加賀友禅 毎田染画工芸

〒920-0964 石川県金沢市本多町3-9-19
TEL:076-221-3365 FAX:076-224-5880
営業時間:10:00~17:00 定休日:不定休(お問い合わせください)
※工房の見学・友禅体験などはお電話にてお問い合わせください。

 

□ショールーム

当工房のショールームでは、四季折々に応じた加賀友禅の着物を展示しております。その他ネクタイ・スカーフ・小風呂敷などの
小物類、友禅パネル(染額)などを販売しており、いつでも実際の品を手に取ってご覧いただけます。
気になるものがありましたら、お気軽にお申し付けくださいませ。またお好みの色味・絵柄などオーダーメイドのご相談も可能です。

□交通アクセス

※金城幼稚園さんの向かいです。狭い路地に面しておりますので、分かりにくい場合はお問い合わせください。
※駐車スペース数台分あり。車でお越しの際はあらかじめご連絡ください。

 

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■一貫した制作行程

毎田染画工芸では、加賀友禅の行程を一貫して工房内で制作しております。
加賀友禅は図案から仕上げまで小さな作業を含めると約15行程があります。古来より染め物の行程は、職人の分業(外注)が基本となっておりましたが、毎田染画工芸ではこの行程を一貫して内制化してまいりました。これは均一の品質を高めることと、時代に合わせた意匠を最終の仕上げまで責任を持って厳格に見届けるためでもあります。

 

■行程のあらまし

1.意匠 意匠の構想は1年ほど要します。時代に合わせた感性や、自然や季節を心の中に入れ、色や文様として表現します。 構想から実際の着手までは更に2ヶ月を要し具体的な形となります。
2.下絵 反ものの白生地に、青花という露草の花の汁で、下図から模様の輪郭を細い線で写して描きます。 青花は、水で濡らすと消えてしまいます。
3.糊置 下絵に合わせて、筒から糊をしぼり出しながら糊を引きます。 この糊は糸目糊といい彩色の時に染料が外に浸み出さない仕切りの役割をします。
4.彩色 加賀友禅の表情を与える彩色は工程の中心となる作業で、加賀五彩といった伝統の色を基調とし、数十種類の色を小皿で使い分け 筆と小刷毛を使って行います。
5.中埋 生地の全体の地色を染める際に、模様の部分に地色が入らないよう、もち米から作ったやわらかい糊で柄を埋める作業です。事前に下蒸しをします。
6.地染 きもの全体の地色をムラなく引く作業で引き染とも言います。 湿度や刷毛の力加減に大きく左右され、熟練した技術が必要です。
7.蒸し 地色が乾いたら、蒸気の箱の中に反物を入れ、数十分蒸し染料を定着させます。生地の表面にあった染料が膨張した繊維の組織に入りこみます。
8.水洗 友禅流しとも言われ、以前は自然の川で行われ、金沢でも街の風物誌となっていました。 現在は、そのほとんどが水温、水質の安定した人工川で行われています。
9.仕上げ 最後に乾燥、湯のしという工程を経て仕上げられます。顔料等にて上仕上げをし、彩色補正の工程を経て、ようやく加賀友禅が誕生します。

 

■伝統の技と本物へのこだわり

加賀友禅は、金沢に生まれ自然の美しさや四季の移ろいを意匠に取り入れ、その色彩の艶やかさが特徴です。その創作手法は江戸時代から変わらず、頑に職人の手によって受け継がれてきました。
加賀友禅の歴史は江戸元禄の頃、宮崎友禅斎を祖とし、京友禅の華美さに比べると武家風の落ち着きがあり、金沢の風土が彩色や柄などに大きく影響しています。加賀友禅の特徴は大きく分けて5つあります
・絵画調で自然や古典をモチーフにしている
・「臙脂(えんじ)・黄土・藍・草・古代紫」の加賀五彩を基調としている
・「虫食い」の技法が用いられている(自然の葉が虫に食べられている柄)
・「先ぼかし」の技法が用いられている(外側から内側に向かってだんだん薄くなるような彩色)
・ 金加工や刺繍は基本的に用いない